エアソウルってどうなの?
韓国への旅行や出張でLCCを利用する際、「本当に安全なの?」と不安になる方は少なくないと思います。
特にエアソウルは料金の安さが魅力ですが、過去の事故や遅延率、口コミ評価など、安全性が気になりますよね。
私は渡韓歴12年以上、現在韓国在住4年目ですが、実際に今までエアソウルを利用して感じたことや、公式データ、口コミ情報をもとにエアソウルの安全性を徹底的に調べました。
本記事では、初めてエアソウルを利用する方も安心して搭乗できるよう、運航実績や遅延率、手荷物ルールまでわかりやすく解説します。
この記事のポイント
- エアソウルの事故歴や安全運航の取り組みを紹介
- 遅延率や口コミから見る実際の運航状況
- 予約方法や受託手荷物ルール、LCCならではの注意点
エアソウルとは?LCCとしての特徴と概要
エアソウルは韓国・アシアナ航空グループ傘下の格安航空会社(LCC)で、快適性と低価格を両立させた「ハイブリッド型LCC」として知られています。日本各地からソウル(仁川)への直行便が豊富で、地方空港からのアクセスにも強みがあり、コストを抑えつつ効率的に渡韓したい旅行者に適しています。
エアソウルの運航拠点・路線・フリート情報
- エアソウルのハブ空港は仁川国際空港で、国際線は12都市、国内線は3都市に就航しています。
- 日本路線は成田・関西・福岡・高松・米子・新千歳など、地方空港からも利用可能です。
- 使用する機材は主にAirbus A321で、座席ピッチが広めに設定されており、個人モニターやUSBポートも完備。
- 快適性を重視した仕様となっています。

たしかに他のLCCより少し座席が広めで、身長184cmの私も意外と楽に過ごせました。
韓国国内・海外での位置づけ(LCC vs フルサービスキャリア)
エアソウルは公式にはLCCですが、フルサービスキャリア(FSC)の要素も取り入れたハイブリッド型と評価されます。アシアナ航空の路線や機材を活用することで、他の韓国LCC(チェジュ航空、ジンエアーなど)より快適性が高く、無料の飲み物や預け手荷物が提供される場合もあります。
ただし、座席指定や追加手荷物は有料で、基本はLCCスタイルを維持しています。低価格で快適性も確保したい人に人気の運航形態です。
参考記事 >>【最新版】韓国行き航空会社一覧(FSC・LCC・MCCの違い)
料金体系と受託手荷物ルールの基本
エアソウルの料金体系は、片道4,000円前後のプロモーション運賃が中心で、セール期間中はさらに安くなります。
機内持込荷物は1個10kgまで無料、受託手荷物は1個15kgまで無料で、追加は1kgごとに約1,200円です。座席指定や機内販売は有料オプションとして提供されます。路線や購入クラスによって無料受託手荷物枠が変わる場合もあります。
主な特徴をまとめると以下の通りです。
項目 | 内容 |
運航拠点 | 仁川国際空港 |
使用機材 | Airbus A321(アシアナ航空仕様) |
日本路線 | 成田・関西・福岡・高松・米子・新千歳 |
料金目安 | 片道4,000円~ |
LCCかFSCか | LCCだが快適性も重視したハイブリッド型 |
無料荷物 | 機内持込10kg、受託15kgまで |
エアソウルは低価格ながら快適性を兼ね備え、地方発着の利便性も高いため、効率よく韓国旅行を楽しみたい人にとって有力な選択肢です。
エアソウルの安全性はどう?過去の事故・運航実績

エアソウル機内:筆者撮影
エアソウルは韓国のLCCの中でも安全性に配慮した運航を行っており、重大な死亡事故や墜落事故の報告はありません。過去の運航実績や機材・運航管理体制から見ても、初めて利用する旅行者でも安心できる水準と言えます。
エアソウルの事故・インシデント歴(「エアソウル 事故」関連)
エアソウルは2015年の設立以来、死亡事故や墜落事故は発生していません。ただし、2021年3月にはチェジュ航空との地上接触事故が報告され、両機に損傷があったものの飛行継続は可能でした。韓国航空当局は調査と再発防止策を指示しており、安全管理の強化につながっています。また、運航遅延や天候による欠航などのトラブルは過去にありますが、死者を伴う重大事故は一切ありません。
・2025年1月に釜山・金海国際空港発香港行きの機内、座席上の荷物棚でモバイルバッテリーが発火し火災が発生した事故は、エアープサン便です。
韓国・アジア航空会社の安全ランキングでの評価(「韓国 航空会社 安全 ランキング」「LCC 安全ランキング」)
エアソウルはLCCとしては比較的新しい航空会社ですが、安全面での国際的評価は安定しています。
- 韓国国内LCCの中では、他の格安航空会社と同等かやや高めの評価
- アジアの航空会社全体でも、韓国LCCは比較的高評価
- フルサービスキャリアに比べると評価は控えめだが、危険視される事故記録はほとんどなし
エアソウルや他の韓国LCCの安全性や最近のトラブルについて詳しく知りたい場合は、【[2025年最新]韓国LCCの安全性は?最近のトラブルと航空会社の選び方]】も参考にしてください。
安全運航のための機材・運航管理体制
エアソウルの主力機材であるAirbus A321は、世界中で広く使用される信頼性の高い航空機です。さらに、アシアナ航空グループ傘下のため、安全運航や整備管理のノウハウを継承しています。運航管理体制には以下のような特徴があります。
- 定期点検や整備の実施で機体の安全性を確保
- パイロットの厳しい教育訓練制度
- 運航規律や安全基準の徹底
これにより、小さなインシデントは発生するものの、重大事故に至るリスクは最小化されています。エアソウルはLCCとしてコストを抑えつつも、親会社の安全基準を活かした運航管理で、安心して搭乗できる航空会社といえます。
エアソウルの運航実績と遅延率

エアソウルCAさん(美人でした)
エアソウルは快適性や低価格が魅力のLCCですが、国内外での遅延率は比較的高い傾向にあります。特に国際線での遅延が目立つため、旅行スケジュールには余裕を持つことが推奨されます。しかし、遅延時の対応体制も整えられており、乗客の不便を最小化する努力が続けられています。

たしかにエアソウルは出発が30分程遅れることが多い印象ですが、それだけ安全管理を徹底しているのかなと思っています。ゆとりを持った計画を立てれば問題なし。
過去数年間の遅延率の傾向(「エアソウル 遅延率」)
2025年上半期のデータによると、エアソウルの国内・国際線合計の遅延率は約36.5%で、7144便中2610便が遅延しています。特に国際線では41.4%、国内線でも27.5%の便が遅延しており、韓国のLCCの中でも遅延率が高い水準です。過去数年の傾向でも国際線での遅延率は他の航空会社より目立つことが多く、LCC利用者は事前のスケジュール調整が重要です。
遅延が発生しやすい時期や路線
遅延は気象条件や繁忙期に集中する傾向があります。特に冬季の悪天候や、仁川国際空港を拠点とする国際線での遅延が多く報告されています。国内線よりも国際線での遅延が目立ち、旅行計画の際には乗り継ぎ時間や空港到着時間に余裕を持つことが推奨されます。
遅延時の対応や補償制度
エアソウルは国土交通部の指導のもと、遅延時に乗客の不便を最小化するための対応策を講じています。補償内容は航空券購入規約や韓国法に基づき状況ごとに異なりますが、主な対応は以下の通りです。
- 航空券の変更や払い戻し
- 食事提供や宿泊手配(必要に応じて)
- 乗客への情報提供や案内の徹底
LCC基準のため、フルサービスキャリアほどの補償はないケースもあります。遅延リスクを理解し、スケジュールに余裕を持つことで快適な旅行を計画できます。
利用者の声から見るエアソウルの安全性

仁川国際空港
エアソウルの利用者は、全体的に安全性には安心感を持って搭乗していると評価しています。致命的な事故や安全トラブルの報告はなく、運航管理や整備基準の信頼性が高いためです。一方、遅延や欠航時の対応には改善の余地があるとの声も見られ、利用者はスケジュールに余裕を持って計画することを推奨しています。
実際の口コミ・レビューまとめ(「エアソウル 口コミ」)
利用者の口コミでは、以下の点が高く評価されています。
- 時間に正確で遅延が少なかった
- スタッフの対応が丁寧
- 座席が広めで快適
特にLCCにしては安価かつ快適な移動手段として好評です。一方で悪い口コミでは、遅延や欠航時の連絡不足や補償対応への不満が挙げられています。実際に遅延発生時のアナウンスが遅かった、欠航連絡が届かなかったといったケースもありますが、重大な安全面でのトラブルはほとんど報告されていません。

個人的には、対応はどのLCCでも丁寧でそんなに違いはないです。エアソウルは、LCCの中では一番座席がゆったりしていて快適であることと、CAさんが美人が多いことが特徴かな。
安全面以外の快適性やサービス面の評価
エアソウルの機内はLCCにしては座席が広めで、USB充電ポートも完備しており、機材の快適性は一定の評価を得ています。ただし、機内食やエンターテイメントはほとんど提供されず、座席指定や追加荷物は有料オプションです。使用機材はアシアナ航空の比較的古い機体であり、最新鋭設備感は限定的ですが、短距離移動やコスト重視の旅行には十分な快適性です。
安全性の高評価ポイントと注意点
高評価ポイントとして、エアソウルはアシアナ航空グループの一員であるため、運航管理や整備基準は一定レベルで担保されています。安全性に関しては安心感があります。
一方で注意点として、遅延や欠航時の対応力に関しては評価が分かれる部分があります。LCCスタイルで運航されるため、フルサービスキャリア並みの手厚い対応は期待できません。利用者はコストと快適性のバランスを理解したうえで搭乗することが望ましいです。
エアソウルの予約・受託手荷物ルール
エアソウルを利用する際は、公式サイトでの予約の流れや手荷物ルールを正しく理解しておくことが重要です。結論から言えば、エアソウルはLCCらしく基本料金は安く設定されていますが、手荷物や座席指定などの追加料金に注意する必要があります。正しいルールを把握すれば、余計な出費を防ぎ、スムーズに搭乗できます。
公式サイトでの予約の流れ(「エアソウル 予約」)
エアソウルの予約手続きは比較的シンプルです。
- 出発日・帰国日・人数を入力
- 搭乗者情報を登録
- 支払い(予約日から3日以内に銀行振込などで完了)
- 入金確認後、約10日前後でEチケット控えをメールで受領
- 出発日にEチケット控えとパスポートをチェックインカウンターで提示
手続き自体は簡単ですが、支払い期限が短いため、予約後は速やかに対応することが大切です。
👉 最安値でチケットを探したい方は、以下の大手予約サイトもおすすめです。
手荷物・受託手荷物の制限と注意点(「エアソウル 受託手荷物」)
手荷物ルールを理解しないと、空港で予想外の追加料金を支払う羽目になります。
- 機内持込手荷物:1個まで無料、10kg以内
- 受託手荷物:1個まで無料、15kg以内
- 超過料金:1kgごとに約1,200円程度(空港払いは割高)
注意点として、受託手荷物の追加や超過料金は事前予約の方が安く、空港での追加はコストが高くなります。荷物の重量は自宅で測定しておくことを強くおすすめします。

1,000円以下で買えるので1個は絶対持ってたほうがいいですよ♪
LCCならではの追加料金やサービスの注意点
エアソウルは低価格が魅力ですが、その分多くのサービスが有料オプションとなっています。
- 座席指定:有料
- 機内食:有料
- 優先搭乗:有料
- 追加荷物:有料
オンラインチェックインを利用すれば追加費用を抑えられますが、空港で手続きをすると追加手数料が発生する場合もあります。また、カスタマーサポートは韓国語や英語中心で、日本語対応は限定的です。
LCCらしい徹底したコスト重視の運用スタイルを理解し、荷物を減らし、必要なサービスだけを選択すれば、最安値で韓国旅行を楽しむことができます。
👉 無駄な追加料金を避けたい方は、事前に信頼できる予約サイトで手続きを完了させるのが安心です。
エアソウル搭乗前に確認すべき安全ポイント
エアソウルを安心して利用するためには、出発前の準備から機内でのルール遵守、さらに緊急時の備えまで一連の安全確認が欠かせません。結論として、パスポートや荷物の確認を徹底し、機内での安全案内に従い、万が一に備えて海外旅行保険へ加入しておくことが、安全な渡航を実現する最大のポイントです。
出発前の安全確認チェックリスト
出発前には以下の点を確認することが推奨されます。
- パスポート:有効期限が6か月以上残っているか
- 渡航書類:ビザやESTAなど必要な手続きが完了しているか
- Eチケット:公式サイトやアプリで取得し、印刷またはスマホに保存
- 禁止品チェック:鋭利な道具や液体の容量超過品を持ち込んでいないか
- 荷物の規定:機内持込10kg以内、受託手荷物15kg以内に収めているか
- オンラインチェックイン:事前手続きで空港での時間を節約
これらを事前に確認しておけば、空港で慌てることなくスムーズに出発できます。
機内・搭乗時の安全ルール
搭乗後は航空会社の安全ルールを守ることが不可欠です。
- シートベルトは着席中常に装着
- 離着陸時には電子機器を機内モードに切り替え
- 緊急出口や酸素マスク、救命胴衣の位置を確認
- 機内禁煙、携帯電話での通話禁止を遵守
- 手荷物は頭上収納または座席下に正しく収納
- 客室乗務員の指示に必ず従い、安全案内をしっかり確認
これらを徹底することで、万が一の際にも落ち着いて行動できるようになります。
緊急時対応や保険加入のポイント
安全対策を万全にするためには、緊急時対応の知識と保険加入も欠かせません。
- 海外旅行保険:病気・けが・緊急搬送・事故対応を補償するプランを推奨
- 緊急連絡先:現地大使館や保険会社の連絡先をメモしておく
- 緊急時の行動:乗務員の指示に従い、冷静に避難する
- 安全設備の理解:酸素マスクや救命胴衣の使い方を事前に把握
クレジットカード付帯保険では補償が限定的な場合も多く、専用の海外旅行保険を追加で契約しておくと安心度が高まります。
まとめると、エアソウル搭乗前には「書類・荷物・手続きの確認」「機内での安全ルール遵守」「海外旅行保険による備え」の3つを徹底することが重要です。これらを押さえることで、安心して韓国旅行を楽しめるでしょう。
まとめ|エアソウルは安全?LCCとして選ぶ価値
- エアソウルの安全性総評
- 他の韓国LCCとの比較
- 安全に快適に利用するためのポイント
エアソウルの安全性総評
結論として、エアソウルは大韓航空系(大韓航空とアシアナ航空の合併により)のLCCであり、運航体制や整備基準は韓国の航空法に基づきしっかり管理されています。
過去に大きな事故はなく、必要以上に不安を感じる必要はありません。特にソウル―東京、大阪、福岡など日本路線を中心に展開しており、日本人利用者が多い点も安心材料といえます。
他の韓国LCCとの比較
韓国にはチェジュ航空、ジンエアー、ティーウェイ航空など複数のLCCがあります。その中でエアソウルは路線数こそ少ないですが、大韓航空グループに属している点が信頼性につながります。
運賃はチェジュ航空やティーウェイと同等レベルで、セールを狙えば1万円台で往復できる場合もあります。
安全性の面では他社と大きな差はなく、ブランド背景が安心感を高めています。
安全に快適に利用するためのポイント
エアソウルをより快適に利用するためには、以下の点に注意すると安心です。
- 公式サイトや大手旅行サイトからの予約でトラブル回避
- 余裕を持った搭乗手続きで遅延リスクを軽減
- 機内持ち込みや預け荷物のルールを事前確認
- 搭乗後はシートベルト着用など安全アナウンスを徹底遵守
格安航空会社を利用する際は、チケット予約先の信頼性も大切です。特に「楽天トラベル」「エアトリ」「スカイチケット」などの大手サイトを利用することで、サポート体制が整っており安心して予約できます。
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また、韓国LCCの最新安全情報やトラブル事例については、以下の記事で詳しく解説しています。
➡ 【2025年最新】韓国LCCの安全性は?最近のトラブルと航空会社の選び方
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