アシアナ航空なくなる?大韓航空との合併に不安!?今どうなってるの?<随時更新中>

アシアナ航空 なくなる? 空港/航空会社
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  • アシアナ航空って、なくなるの?
  • 大韓航空と合併するとどうなるの?

と気になっている人も多いのでは。

そこで、この記事では、アシアナ航空と大韓航空が合併するとどうなるのか、合併の経緯を随時追記しながら、くわしくご紹介します。

【この記事は、こんな人におすすめ!】

・アシアナ航空が大韓航空との合併後どうなるか知りたい人

・両社の合併の経緯や現状を知りたい人

アシアナ航空はなくなるの?

結論:最終的にはアシアナ航空ブランドは廃止されます。(アシアナ航空という名前がなくなるということ。)

 

韓国航空業界首位の大韓航空による2位アシアナ航空の買収計画は2020年に発表された。

合併に必要な関係各国の承認手続きが想定を超えて難航し当初の計画より遅れる中で、2021年の大韓航空社長の会見では、「買収が2022年、統合が2024年を予定」とされた。

買収後2年間は、大韓航空の子会社としてアシアナ航空ブランドは存続するが、その後大韓航空ブランドに統一されアシアナ航空ブランドは消滅します。

マイレージはどうなるの?

マイレージは、大韓航空へ移行できる予定だよ。

しかし、その後も手続きは難航し、計画は遅れていった。

合併承認手続きが難航

合併に必要な関係各国の承認手続きが想定を超えて難航。

残る欧州連合(EU)、米国、日本のうち、2023年8月上旬に審査結果を発表する予定だった〝最難関〟のEUが判断延期を表明し、手続きが年を越すとの観測も浮上。

巨大合併の成否は、日本国内の観光政策にも影響する可能性が出てきた。

日韓間航空路線の回復にも影響!?

韓国国土交通省の統計によると、今年1~6月に日韓間を行き来した航空路線の利用客は約850万人を記録。新型コロナウイルス禍の約6万7000人(21年同期)から急回復し、往来の規模は年内にもコロナ禍前の水準に戻るとみられている。今後、こうした活況に影を落としかねないのが、韓国航空業界を長年牽引(けんいん)してきた2社の合併問題だった。

そもそも大韓航空がアシアナ航空を買収することになったのは、なぜ?(合併の経緯と現状)

アシアナ航空の経営悪化が原因ー売却へ

両社の合併をめぐっては、アシアナ航空が2015年12月期に負債が8.4兆ウォン円(現レートで約9597億4000万円)に達するなど経営が悪化

2018年に本社ビルを売却するも資金繰りに苦しむようになり、韓国財閥の錦湖(クモ)アシアナグループは2019年4月にアシアナ航空の売却を発表した。

2019年末に現代財閥系列のHDC現代産業開発と未来アセット大宇のコンソーシアムがアシアナ航空を買収することを発表したが、その後の新型コロナウイルスの感染拡大で、状況が買収契約を結んだ当時と大きく変わり

2020年9月、HDCはアシアナ航空の買収計画の白紙を発表した。これを受け、アシアナ航空の債権団を取りまとめる政府系の韓国産業銀行は、売却先を大韓航空に決めた

大韓航空が買収を正式発表

大韓航空は2020年11月にアシアナ航空の買収を正式に発表

大韓航空は、同社とアシアナ航空が独立した会社として運営するよりも、統合したほうが以下のようなメリットがあるとした。

  • シナジー効果が期待できる
  • 雇用維持につながる
  • 重複路線の効率化
  • 新規就航地の増加
  • 運航スケジュールの多様化
  • 顧客の選択肢の増加
  • マイルの獲得や利用手段の多様化など

 

合併完了後にアシアナブランドを廃止し、大韓航空ブランドの「Korean Air」に一本化し、運航機材や販売組織の効率化を進める方針を示した。

 

大韓航空、合併手続きへ進むが難航「合併に赤信号」

大韓航空は2021年1月以降、アシアナ航空との合併を14の競争当局へ申請。

自国の韓国のほかトルコ、台湾、ベトナム、シンガポール、マレーシア、豪州、中国の当局が承認した。

現在、条件付きで承認した英国と、事前審査の対象から除外される旨を大韓航空に通知したタイ、審査対象ではないという理由で手続きを終結したフィリピンを含む11か国・地域で審査が終了しており、残るはEU、日本、米国の3か国の審査を待つのみとなっている。

しかし、EUの行政執行機関である欧州委員会は2023年5月、両社の企業統合審査についての中間審査結果を発表し、合併に異を唱えた。欧州委員会は旅客輸送の事業について、インチョン(仁川)-フランクフルト(ドイツ)、パリ(フランス)、バロセロナ(スペイン)、ローマ(イタリア)の4路線で、貨物事業については韓国-欧州全域で競争の制限が懸念されるとの見解を示した。

欧州委員会の見解発表を受けて大韓航空は当時、「中間審査報告書に記されている競争当局の懸念事項が解消できるよう、答弁書を提出するとともに、積極的な是正措置を話し合い、最終承認を引き出せるよう最善を尽くす」などとコメント

 

EUは審査の必須申告国家であるため、EUの承認が得られなければ残りの国の審査結果に関わらず合併は事実上、不可能になる。

審査中のEU、米国、日本のうち、最も厳しい基準を掲げたEUが合併に異議を唱えた当時、韓国メディアは「合併に赤信号」などと報じた。

3年間にわたる大韓航空とアシアナ航空の合併手続きが最大の難関を越えた

その後、両社は懸念に対処するため協議を続け

韓国最大の航空会社の大韓航空と、2位のアシアナ航空の合併手続きをめぐり、アシアナ航空の貨物事業の分離・売却を求めていた欧州連合(EU)側の求めをアシアナが受け入れ、大韓航空は2023年12月2日、両社の合併に伴う競争制限の懸念緩和のための是正措置案を、欧州委員会に提出した。

この時、韓国メディアは「3年間にわたる大韓航空とアシアナ航空の合併手続きが最大の難関を越えた」(朝鮮日報)などと伝えている。

是正措置案はアシアナ航空の貨物事業の売却を柱としている。また、韓国と欧州を結ぶ路線の寡占化をめぐっては、是正措置案に基づき、重複するパリ、フランクフルト、ローマ、バルセロナの4路線について、国内航空会社の参入を支援する計画とした。大韓航空は近くEUに是正措置案を提出する。

 

2024年末『メガ・キャリア』誕生!?

今回の決定を受け、朝鮮日報は「欧州委員会は早ければ来年1月にも両社の合併を承認する見通しとなった」と報じた。

大韓航空は統合に向けた今後の具体的スケジュールを発表。1年以内にEU、米国、日本の当局から承認を得て、2024年末までに合併完了を目指す

「早ければ来年末には35年間にわたり続いた韓国航空会社2強体制が終わり、売り上げ20兆ウォン(約2兆2600億円)、旅客機保有数約230機、旅客輸送実績世界10位以内の『メガ・キャリア(超大型航空会社)』が誕生するとみられる。」

ただし

残る米国と日本がブレーキをかけなければいいが・・・・・

それではまた進展があったら追記していきます。(以下、追記あり)

ついに日本が承認<2024.2.2追記>

日本競争当局である公正取引委員会(JFTC)が1月31日、大韓航空とアシアナ航空の企業結合を承認。

これで14カ国のうち、米国と欧州連合(EU)を除く12カ国の承認が完了。

大韓航空は2021年1月、日本競争当局に説明資料を提出して経済分析や市場調査を進めて同年8月に申告書草案を提出。その後、2年余りにわたって幅広い是正措置について事前協議してきました。

 

大韓航空にとって、日本は韓国と地理的に最も近く、『北東アジアにおけるハブ空港』の地位を巡り激しい主導権争いを繰り広げているだけに、今回の企業結合承認の意味は大きかった!

 

さて「今回の日本の承認が米国とEUの承認決定に肯定的な影響を与えることができるのか」

予断をゆるさない状態は続きます。。。

欧州連合(EU)も承認でついにあと一歩<2024.2.19追記>

2024年2月13日、欧州連合(EU)の競争当局が大韓航空とアシアナ航空の企業結合を承認。

これで必要14か国のうち、残すは米国のみとなり、世界10位圏の超大型航空会社(メガキャリア)誕生が目前に迫ってきました。

EU執行委員会(EC)は今月13日、大韓航空とアシアナ航空の企業合併審査を条件付きで承認。ECと企業結合併事前協議手続きを始めてから3年1カ月。事前協議の後、大韓航空は昨年1月に正式企業合併申告書を提出し、昨年11月にECの意見を盛り込んだ是正措置案を提出。
大韓航空が提出した是正措置案の主な内容は、アシアナ航空の貨物事業部門の売却と▽フランクフルト▽バルセロナ▽ローマ▽パリの4都市路線の運輸権とスロット(空港離着陸回数枠)の一部のティーウェイ航空への移管。

ECが条件付き承認を下し、大韓航空の是正措置案の後続手続きも加速する見通し。

<大韓航空は今後>

  • アシアナ航空の貨物機事業部門分離売却のための入札
  • 買収者選定など売却直前までの措置を先行
  • 欧州旅客路線の新規進入航空会社(RemedyTaker)に指定されたティーウェイ航空が今年下半期から順次、仁川とパリ、ローマ、バルセロナ、フランクフルトをそれぞれ結ぶ4路線に就航できるよう支援

アシアナの貨物事業部、LCC4社のどこになる?<2024.4.25追記>

大韓航空とアシアナ航空の合併の先決条件である貨物事業部の売却本入札が4月25日に実施されます。

これにより韓国の格安航空会社(LCC)4社のうち、有力な買収候補者がはっきりする見通しです。

予備入札には済州航空、エアプレミア、イースター航空、エア仁川が買収意向書を提出。エアロKは、本入札には参加しない予定。

売却資産

  • アシアナ航空が保有している11機の貨物機
  • CF6エンジン
  • 従業員約800人
  • 貨物ターミナル賃借契約

これに先立って、欧州連合(EU)の競争当局は、大韓航空とアシアナ航空の合併に条件付き承認を下し、荷主契約をはじめ、スロット(航空離着陸権利)、運輸権(国家間運航権利)など無形の資産も全て売却対象に含まれなければならないと言ったことがあります。

アシアナ航空貨物事業部の買収には、航空事業者免許と貨物航空運航証明(AOC)が事実上の資格条件であり、国内LCCの4社だけが参加することになりました。

これは当初、物流企業の単独参戦の可能性もあると思われましたが、EU側が企業合併後、大韓航空貨物と競争が可能な新規貨物事業者がすぐに参入することを求めた結果、免許を持っているLCCに買収候補が絞られた経緯があります。

いったい、LCC4社のどこになるでしょうか?

ついに米国が承認!?<2024.5.21追記>

大韓航空の禹基洪(ウ・ギホン)代表がアシアナ航空合併に対する米国側の承認がほぼ終わったとし、アシアナ航空の貨物事業部売却も順調に進んでいると明らかにしました。

4月に行われたアシアナ航空貨物事業売却本入札には、エアプレミア、イースター航空、エア仁川の3社が参加しました。この3社が提出した買収希望金額、資金調達計画などを検討し早ければ5月中に優先交渉対象者が選ばれる予定です。

また、仁川~パリをはじめとするローマ、フランクフルト、バルセロナの4路線にはティーウエイ航空が就航を準備しています。

一方で、大韓航空は今年労組と賃金交渉を進め、今後アシアナ航空との企業結合承認が終えられれば賞与金の50%水準で社員に対し祝い金を支給する予定です。

アシアナ航空貨物事業部優先交渉ーエア仁川に!<2024.6.15追記>

アシアナ航空貨物事業部の優先対象者にエア仁川が選ばれました!

エア仁川、エアプレミア、イースター航空はアシアナ航空貨物事業部の買収戦を繰り広げてきました。

3つの航空会社は欧州連合執行委員会(EC)の資金調達、事業履行計画など追加資料要求に対応してきた結果、EC側からエア仁川が提示した資金調達計画が最も現実性があると判断されたということです。

大韓航空がエア仁川とアシアナ航空貨物事業部売却基本合意書を締結<2024.8.8追記>

2024年8月7日、大韓航空がアシアナ航空貨物事業部売却のために貨物専用航空会社「エア仁川」と売却基本合意書を締結しました。(売却価格は4700億ウォン)

これで欧州連合競争当局(EC)の企業結合審査最終承認のゴールにもう一歩近づきました。

大韓航空は今回の基本合意書の締結後、欧州の競争当局(EC)から買収人の審査を受ける予定です。

ECの買収人承認を受けることになれば、大韓航空のアシアナ航空買収手続きは事実上終結します。

アシアナ航空貨物事業部をエア仁川に移転する手続きは、アシアナ航空を最終買収した後、履行する方針です。

貨物事業の売却契約という大きなハードルをまた一つ乗り越えた大韓航空は、ECの最終承認、アメリカ競争当局(DOJ)の最後の承認というゴールまでを、2024年内に終えたいと期待しています。

これで、延び延びになっていた大韓航空とアシアナ航空の合併もいよいよ最終ステージへ。

大韓航空⁻アシアナ航空合併、早ければ11月初めにEU最終承認<2024.10.29追記>

新しい情報が出ましたので、下記にまとめました。
 
合併承認の見通し: – 大韓航空とアシアナ航空の合併が、来月(11月)初めにEU執行委員会(EC)から最終承認を受ける可能性があります。
 
運航の安定性チェック: – ECは、大韓航空がティーウェイ航空に渡した4路線の運航安全性を約1ヶ月間監視しており、安定した運営が求められています。 
 
ティーウェイ航空の就航: – ティーウェイ航空はローマ、パリ、バルセロナ、フランクフルトの4路線を運航開始。 
 
エア仁川の買収計画: – アシアナ航空の貨物事業をエア仁川が買収する優先交渉対象者として選定されており、2025年7月1日の初運航を目指しています 
 
米国での承認状況: – ECの承認後、米法務省(DOJ)による審査も行われ、独占訴訟が提起されなければ合併が承認される見込み。 
 
大韓航空の対応: – 大韓航空は、米州路線の独占を解消するための対策を進めており、来月中に米国の承認を得ることを目指しています。
 
新株買収の計画: – 大韓航空は12月20日までにアシアナ航空の株を買収し、子会社化を完了する予定。この合併の完全実現には約2年の時間がかかると予想されています。

 

また、新たな動きがあれば追記していきます。

 

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