韓国旅行の際、LCC(格安航空会社)を利用する人は多いですが、最近、韓国の航空会社で事故やトラブルが相次いでいます。
「韓国のLCCは安全なの?」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
筆者も韓国在住で、日本へ帰国する際に韓国の航空会社を利用しています。しかし、ここ数年で発生した事故を知ると、今までとは違う緊張感を持って飛行機に乗るようになりました。
本記事では、直近3年間の韓国LCCの主な事故やトラブルを振り返り、安全性について解説します。また、安全性を重視する方のために、航空会社の選び方についても紹介します。
記事のポイント
- 直近3年間(2022~2025年)の韓国LCCの主な事故・トラブルを紹介
- 韓国航空業界の最新動向(LCCの統廃合や競争激化)を解説
- 安全性を重視する人向けの航空会社の選び方を提案
直近3年間の韓国LCCにおける主な事故・トラブル
ここでは、2022年1月から2025年1月までに発生した、韓国LCCや航空会社の主な飛行機事故やトラブルをまとめました。
2025年1月28日: エアプサン – 釜山 金海国際空港
2025年1月28日、エアプサンのエアバスA321型機が釜山の金海国際空港で香港行きの離陸準備中に尾部から出火。乗客169人と乗員7人が緊急脱出し、7人が軽傷を負いました。
くわしくはコチラ >>BBC NEWS JAPAN
2025年1月25日: アシアナ航空 – タイ チェンマイ国際空港
アシアナ航空OZ766便(エアバスA330型機)が、タイのチェンマイ国際空港で離陸滑走中にエンジントラブルを検知し、離陸を中止。乗客約270人が直ちに降機し、近隣のホテルへ移動。その後、代替便が手配されました。
2024年12月29日: チェジュ航空 – 務安(ムアン)国際空港
チェジュ航空の旅客機が務安国際空港で墜落し、乗客179人が死亡する大惨事が発生。
くわしくはコチラ >>NHK NEWS
2023年5月26日: アシアナ航空 – 済州島~大邱空港
済州島から大邱空港へ向かうアシアナ航空の旅客機が着陸直前に客室ドアが開くトラブルが発生。複数の乗客が呼吸困難を訴えましたが、重大な負傷者はなし。
これらの事故からもわかるように、韓国のLCCでは近年、機体トラブルや安全面の問題が頻発しています。
韓国航空業界の変化と安全性への影響
2024年12月には、大韓航空とアシアナ航空の合併が行われ、韓国の航空業界は大きく再編されました。これに伴い、以下のLCCの統合が進行中です。
- 大韓航空の子会社: ジンエアー
- アシアナ航空の子会社: エアプサン、エアソウル
LCCの業界再編が進む中、競争の激化により、運航コストの削減や整備の遅れなどが懸念されています。実際、韓国最大手LCCのチェジュ航空は、急速な成長とともに整備不足が指摘されることが増えていました。
韓国旅行で安全に飛行機を選ぶには?
LCCは運賃が安く魅力的ですが、安全性を考えると慎重に選びたいところです。韓国旅行で安全に飛行機を選ぶためのポイントを紹介します。
安全性ランキング上位の航空会社を選ぶ
2024年の世界の航空会社安全ランキングでは、以下のFSC(フルサービスキャリア)が上位にランクインしています。
- JAL(日本航空)
- ANA(全日空)
- 大韓航空
特にJALやANAは、日本国内の厳しい安全基準をクリアしており、信頼性が高い航空会社です。
くわしいランキングはコチラをご覧ください>>【2024年版】韓国の航空会社 安全ランキング|大韓航空は12位、アシアナ、LCCは?
LCCを利用するなら評判をチェック
どうしてもLCCを利用したい場合は、事前に口コミや過去の事故歴を確認しましょう。安全対策に力を入れているかどうかを見極めることが重要です。
新しい機体を導入している航空会社を選ぶ
古い機体よりも、新しい機体の方が故障リスクが低い傾向にあります。韓国のLCCでは、新型機を導入しているかどうかもチェックポイントです。
まとめ
韓国LCCの事故やトラブルが続く中、安全性を考えるなら慎重に航空会社を選ぶことが重要です。
ポイントまとめ
- 直近3年間で複数の事故・トラブルが発生
- 韓国航空業界は合併・再編が進行中
- 安全性を重視するならJAL・ANA・大韓航空がおすすめ
- LCCを利用する場合は、安全対策や機体の新しさをチェック
韓国旅行の際は、ぜひ安全性にも配慮して航空会社を選んでください!
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